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聖子 SweetMemoriesを作った大村雅朗作品集 感想です

先日、松田聖子ベストアルバム「SEIKO MEMORIES」の発売を知ったという記事を投稿しましたが、発売の翌日に届きました。
予約したのはこちらの↓ショップさんです。


松本隆+大村雅朗+松田聖子

このベストアルバム「SEIKO MEMORIES」というタイトル、ベタなようですが、この3人の偉業を象徴しているかのようです。
ライナーノーツの中で松本隆さんは、大村雅朗という作曲家であり編曲者とタッグを組むことで生まれた”松田聖子”という世界について触れています。

楽曲は楽曲として素晴らしいことは勿論ですが、松田聖子という歌い手が存在しなくてはその扉は開かなかった・・・それだけに、私自身、自分でこのベストアルバムとと同じ曲を並べてプレイリストを作れば再現できたところ、敢えて買おうと思ったのは、この3人の作品としてガッツリ受け止めたいと、私にとっても若くて血気盛んだった時代を、決して戻ることが出来ない時間を、静かに巻き戻して生き直したいと思ったからなのかもしれません。


SEIKO MEMORIES 中身

アートマークジュエリーさんで予約したCDでしたが、こんな感じで送られてきました。本当に丁寧な対応で予約した日からとても温かい気持ちで待つことが出来ました。

茶色の緩衝剤付きの封筒にCDが小さなお手紙と共に入っていました。


CDは3枚組。なかを開けると、まずDISK1、そしてブックレットが入っています。


こちらのCD、DISK1には雪の結晶が散りばめられています。このDISK最後に収録されている『雪のファンタジー』や、聖子ちゃんの代表曲となった『Sweet Memories』の静かな時間を象徴しているかのようです。


こちらのCD、DISK2にはハートがいっぱいです。この中には『ハートのイアリング』が収録されています。『時間の国のアリス』もラブリィな曲ですね。


こちらのCD、DISK3は桜です。桜はまさしく『櫻の園』の象徴...。このCDは『櫻の園』という、大村さんが生前「いつか聖子さんに歌って欲しい」と行く末を託した、聖子ちゃんに書いた最後の曲が入っています。オリジナルは『永遠の少女』というアルバムに収録されていますが、このベストでは槇原敬之さんがアレンジを手がけています。


収録曲と、作詞者、作曲者、編曲者が記載されています。


最後のページ手前に大村さんの写真。何の楽譜でしょう?はっきりとはわからないのですが3文字のタイトル・・・夏の扉とか?(笑)聖子ちゃんとの写真などではなくこちらを使ったのが、グッと来てしまいます。


SEIKO MEMORIES 感想

松田聖子はとにかくベストが多い!ユーミンも多いけれど、いあいあ、それ以上ですよね。私も何枚かもっていますが、全てを網羅することはできません。でも今回、大村雅朗さんという、なんとも憎いキーワードで作られてしまったので・・・ポチッと即予約してしまいました。

音質

Sonyの新技術”Blue-spec CD2”(ブルースペックCD2)で作られたこのCD。本当に音質がキレイです。Sonyというと繊細な音が得意だなという印象があるのですが、そこが強調された感じがします。この技術はBlue−ray Discを製造する技術をそのままCD化する際の技術にしたことで、よりマスター音源に近い音が再生できるようになったのだそうです。
しかも、様々なCDプレーヤーでその技術力を発揮するということで、特別な機材がなくて原音に近い音が聞くことができるのが嬉しいですね。

選曲

他の方のレビューを見ていると
・「雪のファンタジー」じゃなくて「星のファンタジー」を収録して欲しかった
・「HAPPY SUNDAY」を収録して欲しかった
などなどありました。

「星のファンタジー」はアルバム「金色のリボン」に収録されていた曲。後に、この曲に松本隆さんが違う歌詞をつけたものが今回のベストに入っている「雪のファンタジー」です。
「HAPPY SUNDAY」は悩ましいですね〜。聖子ちゃんはFMでラジオ番組を持っていてそのテーマソングだったのです。

私としては「スピード・ボード」「パフィシック」が収録されているので大満足です。「ジングルベルも聞こえない」も、当時はカセットテープが擦り切れるほど聞いていました。その後スキーヤーになった私は、依然、そのシチュエーションに憧れたものです。

聖子ちゃんと大村雅朗さん

聖子ファンにとって、大村さんはちょっと特別な存在なんだと思います。松本隆は作詞、作曲者は一定ではないけれど、それでも聖子色の大本を作って来たのがこの2人だという想いが、少なくとも私にはあります。

このベストアルバムは、その”聖子色”をとても色濃く表現しているものだと思います。松田聖子というアーティストに育てていく過程と言うか、もともと存在しなかった松田聖子を実在させてきた経緯というか・・・。

聖子ちゃんと大村さんは同じ福岡出身。お家も近かったと言います。あるTV番組で
「今はひとりで戦っている気がする・・・」
と言ってました。
お兄さんのような、でも一緒に戦うまさしく戦友だったのでしょう。

当時、聖子ちゃんは毎日毎日レコーディングしているような感覚があったと言っています。それだけ聖子ちゃん自身も、そして大村さん初め、チーム聖子の血のにじむような日々が想像されます。

このベストには、様々な楽曲の全てを”松田聖子”のものにしていった、”プロの意地と情熱と聖子への想い”がつまったベストだと感じます。

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